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翻訳の守備範囲

<専門分野>
医学の中でも眼科・放射線科・組織工学・心身医学・分子生物学・医用工学を比較的得意にしています。
最近特に強い関心を寄せているのは心身医学で、精神医学も積極的に勉強しています。
逆に不案内なのは薬学・外科学・整形外科学です。

科学としての医学にとどまらず、診療というアートまで含めた「医療」を訳せる翻訳者でありたい、と思っています。


<言語>
英文和訳、つまり英語から日本語に訳すのを専門にしています。
以前は和文英訳や英文校正もしていましたが、手放しました。
「翻訳の基本は自分の母語に訳すこと」と考えているのが最大の理由です。

嬉しいことに、質の高い和文英訳を行える英語ネイティブスピーカーの翻訳者が増えてきました。
ならば、英語を母語としない私が英訳や英文校正を引き受けることは無責任かもしれない、と感じるようになりました。
医療で言えば、例えば眼科医が耳鼻科疾患を診るのに似ているかもしれません。
この眼科の先生は、自分のほかに医師がいなければ患者のために最善を尽くされるでしょう。
でも患者さんがアクセスできるところに耳鼻科があるなら、きっとそちらを紹介されると思います。

もちろん、「母語→外語」の方向で質の高い仕事をする翻訳者も少なからずいます。
でも私が仕事として責任を持って引き受けられるのは和訳です。少なくとも今は。
いずれ「私でなければ英語にできないもの」に出会うことがあったら、英訳もするかもしれません。


<作業形態>
これは翻訳業界のやや専門的な話になりますが、翻訳メモリ(TRADOSなど)の導入予定はありません。
「翻訳メモリでは対応できない文章」が私の守備範囲です。
専門用語などの統一に関しては、 SimplyTerms(開発:Buckeye氏)をはじめとするツールで効率化・確実化を図っています。


<翻訳の文体>
日本語として自然に伝わるかどうか、を追究しています。
読み手はどんな人で、どんな状況でこの文章を読むだろうか。
その読み手に対して、もし原著者が最初から日本語で書いていたら
どんな表現を選び、どんな順序で語りかけるだろうか、を想像して訳しています。
英語の論理で組み立てられた原著者の意図を、日本語の論理でどう伝えるか、
そこがいつも最大のチャレンジです。

和訳しかしないだの、翻訳メモリは使わないだの、なにかと頑固な翻訳者ですが、
文書の種類に関しては、論文やガイドラインから社内技術文書、患者向け情報、書籍まで、
柔軟に文体を使い分けできるほうではないかと自負しています。


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